複利は人類による最大の発明だ
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
あの物理学者のアインシュタインが言った言葉です。
アインシュタインっていう名前は知っていても、具体的に何をした人かな?何を発明した人かな?ぐらいに思っている方も多いのではないでしょうか。
アインシュタインは相対性理論を発見した人です。
相対性理論をすごく簡単に説明すると、『どこで測っても光の速度は変わらない』という考えをベースに、『光の速度に近づくと物質が縮んで見える』だとか、『光の速度に近づくと時間が遅くなる』ということなどを説明したものが相対性理論です。
この理論によると、光の速さで移動することによって、理論上はタイムトラベルが可能ということになります。ただし、高速で移動する時には注意してくださいね。未来に行くだけで、戻ってこれなくなってしまいますから。
短時間光の速さで移動すれば、同年代の人より若く見られるようになるかもしれません笑
また、アインシュタインはエネルギーの大きさは物質の重さに比例するということも「エネルギーの大きさは物質の質量に光速の2乗をかけたものに等しい(E=mc2)」ということから発見しました。
このときに「複利は人類による最大の発明だ。」というこの言葉を残したと言われています。
アインシュタイン博士が偉大過ぎて、今回のテーマの「複利」にたどり着くまで時間がかかりましたが、複利について説明したいと思います。
複利の考え方
複利は元々の元本に利息を加え、新しい元本として再投資していく仕組みです。
逆に単利とは、元本から発生した利息をその都度受け取る仕組みです。銀行の普通預金をイメージしてください。
単利と複利の比較
たとえば、手元にある100万円を利息5%ので貯金(投資)します。
単利の場合
100万円に付く利息5万円(1,000,000×0.05)を毎年現金で受け取ります。
経過年数 | 投資金額 | 年間利息 |
---|---|---|
1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
2年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
3年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
4年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
5年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
5年間の元金(100万円)と利息(25万円)の合計で125万円となります。
複利の場合
一方、複利は利息も元本としてさらに運用します。
経過年数 | 投資金額 | 年間利息 |
---|---|---|
1年目 | 1,000,000円 | 50,000円 |
2年目 | 1,050,000円 | 52,500円 |
3年目 | 1,102,500円 | 55,125円 |
4年目 | 1,157,625円 | 57,881円 |
5年目 | 1,215,506円 | 60,775円 |
5年間の元金と利息の合計は127.6万円となります。
複利の方がよりお金が増えていることが分かりますね。
さらに複利は期間が長ければ長いほど効果が大きくなります。
20年間続けてみると・・・
単利合計 200万円
複利合計 265万円
40年間続けると・・・
単利合計 300万円
複利合計 704万円
なんと、倍以上の差になりました。
5000万円の家を買うには何年必要?
同じように5%の運用で考えると、家を建てるための5000万円を手に入れるのに、毎年100万円ずつ50年間も貯めなくて良いのです。
複利を利用すると、毎年100万円ずつ26年間貯蓄するだけで5000万円が貯まります。
どうですか?これぞ「複利の力」です。
最後に
若いうちから投資を始めれば、複利の効果を実感していただけるかと思います。
NISAなどを活用すれば、さらに大きな効果が見込めますよ!
アインシュタインは次のような名言も残しています。
「成功者になろうとしてはいけない。価値のある男になるべきだ。」
私はそれほど若くはないので、複利でお金持ちになるより、この名言のような生き方を目指していこうと思います笑
また、相対性について素人に説明する時、アインシュタインは
「熱いストーブの上に手を置くと、1分が1時間に感じられる。でも、きれいな女の子と座っていると、1時間が1分に感じられる。それが、相対性だ。」
と説明しました。このように物事をオシャレに説明できる人になりたいですね。