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共働きなのに貯まらない家庭に共通する家計のクセ

「夫婦ともに働いていて、世帯年収も平均以上。それなのに、なぜかお金が貯まらない。」

これはライフプラン相談で、非常によく聞く悩みです。
実は、共働き世帯で貯蓄が進まない家庭には、いくつかの共通した家計のクセがあるのです。
しかもその多くは、本人たちが問題だと気づいていないのです。

この記事では、ファイナンシャルプランナーの視点から共働きなのに貯まらない家庭に共通する家計のクセと、そこから抜け出すための考え方を、データと実務経験をもとに解説します。

共働き=貯まりやすい、とは限らない

総務省「家計調査」によると、共働き世帯は単身世帯や片働き世帯に比べて世帯収入は高い傾向にあります。
しかし同時に、支出も増えやすいという特徴があります。

つまり、
「収入が多い」⇒「生活水準も上がりやすい」⇒結果として「貯まらない」
という構造に、無意識で入り込んでしまうのです。

共働き家計のクセ①「生活水準が収入に合わせて自動的に上がる」

共働き家庭で最も多いのがこのパターンです。

  • 外食や中食が増える
  • 家事の時短のためのサービスを多用する
  • 住居費・車・通信費が少し良いものになる

一つ一つは合理的な選択に見えますが、【収入増=支出増】が無意識に連動してしまうと、貯蓄に回るお金は意外と残りません。

特に怖いのは、「特別な無駄遣いはしていないのに貯まらない」状態になることです。

共働き家計のクセ②「夫婦でお金の全体像を共有していない」

共働き世帯では、「夫の収入は夫の口座」「妻の収入は妻の口座」「生活費だけ分担」という形も珍しくありません。
この方法自体が悪いわけではありませんが、世帯全体の収支・資産を誰も把握していないケースが多いのです。

結果として、

  • それぞれが「相手は貯めているはず」と思っている
  • 老後資金・教育費の準備状況が不明
  • 気づいたときには時間が足りない

という事態になりやすくなります。

共働き家計のクセ③「ボーナスや臨時収入を“なかったこと”にできない」

共働き世帯では、ボーナスや残業代など、毎月一定ではない変動部分の収入が比較的多くなります。
このお金を、旅行や家電の買い替え、ちょっと良いご褒美などに使うこと自体は問題ありません。

ただし、最初から使い切る前提になっている場合、貯蓄はいつまで経っても増えません。

貯まる家庭は、「使っていい分」と「なかったことにする分」を意識的に分けています。

家計のクセ④「将来のお金を“感覚”で考えている」

「老後はなんとかなる気がする」
「共働きだから大丈夫だと思う」
この『感覚』が、最大の落とし穴です。

  • 何歳まで働く想定なのか
  • 年金はいくらくらい見込めるのか
  • 住宅ローンはいつ終わるのか
  • 今の家計の支出はいくらなのか

すぐに答えることができますか?
これらを数字で整理しないままでは、今いくら貯めるべきかが見えません。

結果として、「とりあえず余ったら貯金」という最も貯まりにくい方法を続けてしまいます。

共働き家庭こそ、ライフプランが効果を発揮する

共働き家庭は、実はライフプランとの相性が非常に良いです。
理由はシンプルで、「収入源が複数ある」「選択肢が多い」「調整できる余地が大きい」からです。

共働き家庭こそ、一度ライフプランニングを実施してみてください。

  • 今の収入とこれからの収入見込み
  • 支出のピークと老後の生活費
  • 貯蓄と投資の割合と役割分担

これらを整理するだけで、「無理なく貯まる仕組み」が見えてきます。

まとめ:貯まらない原因は“能力”ではなく“設計”

共働きなのに貯まらない家庭の多くは、収入が少ないわけでも、意志が弱いわけでもありません。

ただ、家計の設計図がないまま走っているだけなのです。

一度立ち止まって数字を整理すれば、
「思っていたより余裕がある」
「今のままでは将来が少し心配」
どちらなのかが、はっきりします。

SORAライフプラン事務所では、売り込みを目的としないライフプラン相談を行っています。
共働き世帯ならではの悩みも含めて、一緒に“家計のクセ”を見直してみませんか。